所属するプレミアリーグでは開幕から不安定な戦いを露呈し、37節終了時点で17位と下位に沈むトッテナム。
試合は序盤から頻繁に攻守が入れ替わる展開となり、互いに攻撃的な姿勢を維持したまま時間が経過。そんななか、42分にパペ・マタル・サールのクロスをブレナン・ジョンソンがニアで合わせ、トッテナムが貴重な先制点をマークする。後半に入ると反撃を試みるマンチェスター・ユナイテッドが攻勢を強めたものの、トッテナムも守護神グリエルモ・ヴィカーリオを中心に粘り強く対応。最後までゴールを守り切り、1-0でタイムアップの笛が吹かれた。
これによりトッテナムが41年ぶりのEL制覇を達成。クラブにとっては2007-2008シーズンのカラバオ・カップ優勝以来の主要タイトル獲得となり、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手に入れた。試合直後には多くのサポーターが涙を流す姿も。苦しんだシーズンの最後に歓喜の瞬間が訪れた。対するマンチェスター・ユナイテッドは、決勝での敗戦が今大会初黒星。
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