アル・アハリ・サウジに所属するU-21スペイン代表MFガブリ・ベイガが、ポルト加入に近づいているようだ。ポルトガルメディア『O Jogo』が報じている。
ベイガは2002年5月27日にガリシア州のオ・ポリーニョで生まれ、同州を代表する名門セルタのカンテラ(育成組織)に入団。2020年9月、18歳にしてトップチームデビューを飾った。その後はBチームが主戦場となる時期もあったが、2022-23シーズンはトップチームでその才能を遺憾なく発揮。ラ・リーガ全38試合中、出場停止の2試合を除く36試合のピッチに立ち、11ゴール4アシストを記録した。
この活躍により、一時はマンチェスター・シティやパリ・サンジェルマン(PSG)などのビッグクラブから熱視線を送られ、2023年夏にはナポリ移籍が決定的だと報じられていた。しかし、土壇場で交渉は暗礁に乗り上げ、最終的な行き先はサウジアラビアに決定した。
アル・アハリ・サウジ加入1年目の昨季前半戦は主力に君臨していたものの、後半戦は足首の負傷に泣かされ、最終的には公式戦21試合出場4ゴール4アシストの個人成績で終了。今季はサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)では年間を通して不動の立ち位置を確立した。しかし、川崎フロンターレを破ってクラブ史上初の優勝を成し遂げたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では、サウジアラビアで一斉開催された準々決勝以降の3試合はすべてベンチスタート。最終的には公式戦46試合出場8ゴール6アシスト個人成績を残したが、ACLEで活躍する姿は見られなかった。
昨年には母国のラジオ番組を通して「ホームシックになりそうな気持ちがずっと続いている」などと語り、古巣セルタへの復帰願望も口にしていたベイガ。今回の報道によると、行き先こそセルタではないものの、わずか2年でサウジアラビアを離れ、欧州復帰を果たすことになりそうだ。
ベイガの新天地として名前が挙がったのは、今季のプリメイラ・リーガを3位で終え、3シーズンぶりの覇権奪還を逃したポルト。ベイガ自身も加入を熱望しており、『O Jogo』だけでなくフランスメディア『フット・メルカート』等も、既に個人条件面では合意に達していると報道。契約期間は2030年夏までの5年間となる模様だ。
一方で、ベイガとアル・アハリ・サウジの契約は2026年夏まで残っているため、クラブ間交渉は未だ進行中。アル・アハリ・サウジはベイガ獲得時に支払った3000万ユーロ(約49億円)を可能な限り回収したいと考えているが、ポルト側にこの金額を支払う意思はないという。既に正式オファーを提示しているものの、アル・アハリ・サウジを納得される金額ではなかったとのこと。『フット・メルカート』によると、1500万~1600万(約25億円~26億円)ユーロほどと見られる。アル・アハリ・サウジは最低でも2300万ユーロ(約38億円)を要求しているが、ポルトはボーナスや将来の売却額の一部支払いなどの条件で獲得金額を落ち着けたいと考えているようだ。
なお、ポルトは6月14日から7月13日まで開催されるFIFAクラブワールドカップ2025に参戦する。同大会にはベイガを連れていく予定のため、今夏にU-21欧州選手権を控える同スペイン代表のサンティ・デニア監督およびRFEF(スペインサッカー連盟)には、ベイガの招集を拒否する意思も伝えたという。同大会の開幕までは1カ月を切っているが、ポルトはベイガの獲得交渉をまとめられるだろうか。
【ハイライト動画】アル・アハリ、今季最終節はトニーのPK弾で勝利
ベイガは2002年5月27日にガリシア州のオ・ポリーニョで生まれ、同州を代表する名門セルタのカンテラ(育成組織)に入団。2020年9月、18歳にしてトップチームデビューを飾った。その後はBチームが主戦場となる時期もあったが、2022-23シーズンはトップチームでその才能を遺憾なく発揮。ラ・リーガ全38試合中、出場停止の2試合を除く36試合のピッチに立ち、11ゴール4アシストを記録した。
この活躍により、一時はマンチェスター・シティやパリ・サンジェルマン(PSG)などのビッグクラブから熱視線を送られ、2023年夏にはナポリ移籍が決定的だと報じられていた。しかし、土壇場で交渉は暗礁に乗り上げ、最終的な行き先はサウジアラビアに決定した。
アル・アハリ・サウジ加入1年目の昨季前半戦は主力に君臨していたものの、後半戦は足首の負傷に泣かされ、最終的には公式戦21試合出場4ゴール4アシストの個人成績で終了。今季はサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)では年間を通して不動の立ち位置を確立した。しかし、川崎フロンターレを破ってクラブ史上初の優勝を成し遂げたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では、サウジアラビアで一斉開催された準々決勝以降の3試合はすべてベンチスタート。最終的には公式戦46試合出場8ゴール6アシスト個人成績を残したが、ACLEで活躍する姿は見られなかった。
昨年には母国のラジオ番組を通して「ホームシックになりそうな気持ちがずっと続いている」などと語り、古巣セルタへの復帰願望も口にしていたベイガ。今回の報道によると、行き先こそセルタではないものの、わずか2年でサウジアラビアを離れ、欧州復帰を果たすことになりそうだ。
ベイガの新天地として名前が挙がったのは、今季のプリメイラ・リーガを3位で終え、3シーズンぶりの覇権奪還を逃したポルト。ベイガ自身も加入を熱望しており、『O Jogo』だけでなくフランスメディア『フット・メルカート』等も、既に個人条件面では合意に達していると報道。契約期間は2030年夏までの5年間となる模様だ。
一方で、ベイガとアル・アハリ・サウジの契約は2026年夏まで残っているため、クラブ間交渉は未だ進行中。アル・アハリ・サウジはベイガ獲得時に支払った3000万ユーロ(約49億円)を可能な限り回収したいと考えているが、ポルト側にこの金額を支払う意思はないという。既に正式オファーを提示しているものの、アル・アハリ・サウジを納得される金額ではなかったとのこと。『フット・メルカート』によると、1500万~1600万(約25億円~26億円)ユーロほどと見られる。アル・アハリ・サウジは最低でも2300万ユーロ(約38億円)を要求しているが、ポルトはボーナスや将来の売却額の一部支払いなどの条件で獲得金額を落ち着けたいと考えているようだ。
なお、ポルトは6月14日から7月13日まで開催されるFIFAクラブワールドカップ2025に参戦する。同大会にはベイガを連れていく予定のため、今夏にU-21欧州選手権を控える同スペイン代表のサンティ・デニア監督およびRFEF(スペインサッカー連盟)には、ベイガの招集を拒否する意思も伝えたという。同大会の開幕までは1カ月を切っているが、ポルトはベイガの獲得交渉をまとめられるだろうか。
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