アトレティコ・マドリードからの発表によると、ラングレはフリートランスファーで同クラブへ完全移籍加入し、2028年6月30日までの3年契約を結んだという。
なお、ラングレが昨年夏にアトレティコ・マドリードへレンタル移籍する直前、バルセロナとの契約を1年間延長していた。スペインメディア『マルカ』によると、ラングレはバルセロナで構想外とみなされていたものの、2年間で1600万ユーロ(約26億円)の給与を分割で支払うための延長だったようだ。今回、ラングレは受け取る予定となっていた給与の減額に応じ、その額をバルセロナが支払うことで、契約解除が成立したのだという。
ラングレは1995年6月17日生まれの現在29歳。母国ナンシーのアカデミー育ちで、同クラブでトップチームデビューを飾った後、2017年1月に完全移籍加入したセビージャで頭角を現し、2018年夏にはバルセロナへ完全移籍加入した。バルセロナでは3年間にわたってセンターバックの主力に君臨していたものの、2021年夏にスペイン代表DFエリック・ガルシアが完全移籍加入すると、出場機会が激減。公式戦通算では160試合出場7ゴールを記録していたものの、翌年夏に構想外となり、トッテナム、アストン・ヴィラへのレンタル移籍を繰り返した。
昨年夏にはアトレティコ・マドリードへレンタル移籍加入。当初、ラングレはウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネスとスペイン代表DFロビン・ル・ノルマンの控えとカウントされていたものの、徐々にディエゴ・シメオネ監督の信頼を勝ち取り、最終的には2024-25シーズンの公式戦通算34試合出場3ゴールをマーク。今月にはおよそ3年半ぶりのフランス代表復帰も果たした。
アトレティコ・マドリードにとって、今夏の補強第一号はラングレとなった。
また、『マルカ』は今夏のセンターバック補強がラングレ1人では終わらないと指摘。次なるターゲットは、トッテナムに所属するアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロのようだ。
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