旧方式のクラブワールドカップへの出場経験もあるブラジルとチュニジア屈指の強豪がグループステージ初戦で激突する。
序盤から主導権を握ったのはフラメンゴ。ジョルジーニョらが起点となったゆったりボールを保持しつつ、ギジェルモ・バレラとアイルトン・ルーカスの両サイドバック(SB)が高い位置を取りながらチャンスをうかがう。17分、ジョルジーニョの縦パスを受けたデ・アラスカエタが素早く右に展開し、バレラがファーサイドへ山なりのクロスを供給。ルイス・アラウージョの折り返しをデ・アラスカエタが蹴り込み、見事な形で先制点を奪った。
先制後のフラメンゴは決定機こそ作れないものの、ボールを保持しながら優位に試合を進める。対するエスペランスはなかなかボールの奪い所が定まらず、ボールを保持してもスピード感ある攻撃を繰り出すことができない。随所で球際の激しい攻防が続く中、終盤にはフラメンゴが複数回に渡ってチャンスを作ったものの追加点は奪えず、前半は1-0で終了した。
52分、後半最初の決定機がフラメンゴに到来。
拮抗した展開の中で迎えた70分、フラメンゴはバレラが右サイド深い位置でボールを拾い、サポートに入ったジョルジーニョがボックス内へダイレクトパス。これを受けたアラウージョがゴール左隅へ見事なコントロールショットを鎮め、貴重な追加点を奪った。その後は2点ビハインドとなったエスペランスが攻勢を強めたものの、フラメンゴ守備陣がしっかり無失点に抑え、試合は2-0で終了した。
次節は20日に行われ、フラメンゴはチェルシー(イングランド)と、エスペランスはロサンゼルスFC(アメリカ)と対戦する。
【スコア】
フラメンゴ 2-0 エスペランス
【得点者】
1-0 17分 ジョルジアン・デ・アラスカエタ(フラメンゴ)
2-0 70分 ルイス・アラウージョ(フラメンゴ)