FC岐阜は2日、大島康明監督の契約を双方合意のもと、解除することを発表した。

 現在43歳の大島監督は、現役時代にヴィッセル神戸、徳島ヴォルティス、ギラヴァンツ北九州でプレーした。
引退後は徳島でのジュニアユースコーチやカターレ富山でのコーチを経て、2017年に鹿児島ユナイテッドFCでコーチに就任すると、2021年からはヘッドコーチを務めた後、2023年8月~翌年5月までは鹿児島の監督に就任していた。

 そして、今年から新たに岐阜の指揮官に就任していたが、2025明治安田J3リーグ第18節終了時点で4勝5分け9敗、勝ち点「17」で20チーム中18位に低迷していた。

 契約解除となった大島監督は岐阜のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「素晴らしいビジョンを掲げるFC岐阜の一員として仕事をできた事に感謝しています。そして苦しい状況の中でもチームを応援していただいたオール岐阜の皆様ありがとうございました。FC岐阜の今後の飛躍を心より願っています」

 また、岐阜の小松裕志代表取締役社長も以下のようにコメントを発表している。

「平素よりFC岐阜に温かいご支援と熱いご声援を賜り、心より御礼申し上げます。このたび、誠に遺憾ながら、トップチームの監督交代を決定いたしましたことをご報告申し上げます。今シーズンのここまでの戦績は、クラブが掲げてきた目標から大きく乖離しており、厳しい戦いが続いております。日頃からクラブを支えてくださっている皆様には、多大なご心配とご不満をおかけしていることを、まずは深くお詫び申し上げます」

「大島康明監督には、就任以来、クラブの発展とチーム強化のためにご尽力いただきました。成績が思うように振るわない中でも、選手たちと誠実に向き合い、日々懸命に取り組んでくださいました。その姿勢と熱意に、クラブとして心より感謝申し上げます。
しかしながら、現状を重く受け止め、これ以上状況を悪化させないためにも、変化が必要であるとの判断に至りました。大島康明監督とは、現状と今後の方針について率直な意見交換を重ねた結果、双方合意のもとで契約を解除する運びとなりました」

「後任の監督につきましては、決定次第あらためてご報告いたします。まずは一戦一戦を大切に戦い、J3残留圏の確保を最優先としながら、少しでも上の順位を目指して勝点を積み重ねてまいります。選手・スタッフ一同、今できるすべてを尽くし、結果にこだわって戦い抜く覚悟です。苦しい状況の中でも応援を続けてくださっている皆様に、あらためて深く感謝申し上げます。頂いているご声援に応えるため、ひとつでも多くの勝利を目指して戦い抜いてまいります。今後とも、FC岐阜への変わらぬご支援とご声援を、何卒よろしくお願い申し上げます」
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