レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴの去就は依然として不透明なようだ。7月1日、スペイン紙『マルカ』やイギリスメディア『トークスポーツ』が伝えている。


 現在24歳のロドリゴは2019年夏に母国の名門サントスからレアル・マドリードへ加入し、ここまで公式戦通算269試合で68ゴール51アシストをマークしている。在籍6年目の2024-25シーズンも主力としてプレーしたが、3月上旬に行われたアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・ファーストレグ以降はネットを揺らすことができず。売却の可能性が囁かれる中、FIFAクラブワールドカップ2025へ臨むこととなった。

 シャビ・アロンソ監督の初陣でもあるFIFAクラブワールドカップ2025で、レアル・マドリードはアル・ヒラル、パチューカ、ザルツブルクと同居したグループHを2勝1分の首位で通過。現地時間7月1日に行われたラウンド16ではユヴェントスを1-0で下し、ベスト8へ駒を進めた。しかし、ロドリゴはここまでのところ目立った活躍を見せることができておらず。初戦ではアシストを記録したものの、そこからは3試合連続でベンチスタートとなっている。

 報道によると、ロドリゴはFIFAクラブワールドカップ2025終了後にX・アロンソ監督との会談に臨み、自身の去就に関する判断を下す予定とのこと。現時点ではレアル・マドリード残留を希望しているが、新体制で継続的な出場機会が見込めない場合には他クラブへの移籍を考慮する可能性があるという。その場合、レアル・マドリードは移籍金として9000万ユーロ(約153億円)程度を要求すると報じられている。

 なお、今夏の移籍市場で左ウイング(WG)の補強を目指しているアーセナルは、ロドリゴを依然としてメインターゲットに据えている模様。選手本人がレアル・マドリード退団を検討した場合、オファーを提示するものと見られている。

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