現在27歳のロメロは、母国ベルグラーノの下部組織出身で、ジェノアやアタランタでのプレーを経て、2022年8月にトッテナムに加入。公式戦通算124試合出場で7ゴール3アシストを記録するなど、主力のセンターバック(CB)として活躍している。現行契約は2027年6月30日までとなっているが、今夏の移籍を検討していることが噂されており、去就には注目が集まっている。
そんなロメロに対してはアトレティコ・マドリードから関心が寄せられていることが明らかになっており、ディエゴ・シメオネ監督が同胞である同選手の獲得を強く要望していることもあり、同クラブは今夏の移籍市場でロメロ獲得に全力を尽くす姿勢を示しているようだ。
報道によると、以前からトッテナムと交渉を重ねてきたアトレティコ・マドリードはロメロ獲得のために移籍金5500万ユーロ(約93億円)に1500万ユーロ(約25億円)の追加オプションが付随する総額7000万ユーロ(約118億円)を準備しているという。
アトレティコ・マドリードはこれほどの規模の選手の獲得には時間がかかることを理解している一方で、今週中に交渉に大きな進展がある可能性も指摘されている。
なお、トッテナムは川崎フロンターレに所属する日本代表DF高井幸大の獲得が決定的になっていることが報じられているため、ロメロの去就は高井の出場機会にも影響を与えることにもなりそうだが、果たしてアトレティコ・マドリードはシメオネ監督の強い要望通りにロメロを獲得することができるのだろうか。