期限付き移籍期間は2026年1月31日までで、井上は契約により、同期間中に開催される広島との公式戦には出場できない。
1997年8月3日生まれで現在27歳の井上は東京ヴェルディの下部組織出身で、2016年にトップチームデビューを飾った。同クラブで中盤の主軸として活躍した後、横浜FCとヴィッセル神戸を経て今シーズン開幕前に広島へ完全移籍加入。しかし、ミヒャエル・スキッベ監督率いるチームで主力定着とはならず、ここまで明治安田J1リーグで4試合、天皇杯で1試合の出場に留まっている。
J1復帰に向けて、ここまで21試合を消化したJ2リーグで勝ち点「35」の6位につける磐田へ活躍の場を移すこととなった井上。クラブ公式サイトを通じて「ジュビロ磐田の皆さん初めまして。ジュビロの今年の目標であるJ1昇格のために、全力で戦いたいと思います。よろしくお願いします」と新天地での意気込みを示している。
また、退団する広島に向けては次のようなコメントを発表した。
「この度ジュビロ磐田にレンタル移籍することになりました。まずは何も貢献できずに、このタイミングでチームを離れてしまうこと、本当に申し訳ないです。エディオンピースウイング広島のピッチに立ち、活躍することができたらと思うと悔しい気持ちでいっぱいですが、もっと成長するために頑張ってきます。今の広島なら間違いなく残っている全てのタイトルを取れる力があると思いますし、僕も試合を確認しながら応援しています。