ブライトンを率いるファビアン・ヒュルツェラー監督が日本代表FW三笘薫について言及した。2日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。


 現在28歳の三笘は2021年夏に川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍加入。ユニオン・サン・ジロワーズへの1年間のレンタルを経て主力に定着すると、ここまで公式戦通算108試合で24ゴール20アシストをマークするなど存在感を放っている。2024-25シーズンは日本人初となるプレミアリーグでの二桁ゴールを記録したほか、同リーグの日本人最多得点記録も更新し、ファン投票によるベストイレブン候補にも名を連ねた。

 こうした活躍から、今夏には欧州屈指の名門バイエルンがウイング(WG)の即戦力として獲得を検討。三笘も移籍に前向きと報じられるなど、去就に大きな注目が集まることとなった。しかし、2日に『スカイスポーツ』が報じたところによると、三笘はブライトン残留を希望しており、2027年6月末までとなっている契約期間の延長にも前向きだという。

 移籍報道から一転し、ブライトンでのキャリア継続を望んでいることが明らかになった三笘。昨年夏から指揮を執るヒュルツェラー監督は「我々は最高の選手を引き留めようと務めている」と前置きした上で、現在のチームの中核を担う日本代表戦士について次のように言葉を続けた。

「三笘は昨シーズン素晴らしいプレーを見せたが、それはクラブとして一丸となって取り組んだからこそだ。個人が輝くためには全員がそれを理解する必要があり、三笘もそうだった。彼が戻ってくるのを本当に楽しみにしているし、ともにトレーニングを積んで成長させていきたい。彼はまだ限界に達していないと考えているからね。
選手のポテンシャルを最大限引き出すことが我々の、彼の、そしてクラブ全体の仕事だ。彼が我々にとって重要な存在になると確信している」
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