レアル・マドリードがブラジル代表FWロドリゴの移籍を容認したようだ。3日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。


 2019年夏に母国の名門サントスからレアル・マドリードへ加入したロドリゴは、ここまで公式戦通算269試合に出場し68ゴール51アシストをマーク。在籍6年目の2024-25シーズンも主力としてプレーしたが、3月上旬に行われたアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・ファーストレグ以降はネットを揺らすことができず。売却の可能性が囁かれる中、FIFAクラブワールドカップ2025に臨んでいる。

 アル・ヒラルとの初戦ではスタメンに名を連ね、スペイン人FWゴンサロ・ガルシアの先制ゴールをアシスト。しかし、その後は3試合連続でベンチスタートとなり、グループH第2節のパチューカ戦とラウンド16のユヴェントス戦では1分たりとも出番が与えられなかった。新体制での立ち位置が微妙となっている24歳は、大会終了後にシャビ・アロンソ監督と会談し、自身の将来に関する決断を下すものと見られている。

 そんなロドリゴだが、今夏のレアル・マドリード退団も現実味を帯びているようだ。報道によると、X・アロンソ監督とクラブは今夏に適切なオファーが届いた場合には、ロドリゴの売却へ踏み切る可能性があるとのこと。クラブとしては売却に積極的ではないものの、同選手の他クラブ移籍を妨げないという合意が成立しているという。

 なお、今夏の移籍市場でアタッカーの拡充を目指すアーセナルは、ロドリゴに熱烈な関心を寄せている模様。ミケル・アルテタ監督とコーチングスタッフは左右両サイドにおいて違いを生み出すことができる同選手を高く評価しており、ここ数週間で代理人との予備的な交渉を行なっていたようだ。今後、獲得へ向け具体的な動きを見せる可能性もあるだろう。

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