湘南ベルマーレは4日、DF畑大雅がシント・トロイデンへ完全移籍することを発表した。

 海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、先月29日付でチームを離脱したことが発表されていた畑だが、新天地はジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント・トロイデンに決定した。
同クラブではこれまで多くの日本人選手が活躍しており、現在も小久保玲央ブライアン、谷口彰悟、山本理仁、伊藤涼太郎、松澤海斗が在籍している。

 2002年1月20日生まれで現在23歳の畑は左サイドバック(SB)を主戦場とするプレーヤー。2020年に市立船橋高校から湘南へ入団すると、初年度から一定の出場機会を確保し、クラブ通算で公式戦通算149試合出場4ゴール13アシストという成績を残した。A代表への招集歴はないものの、世代別の日本代表には名を連ねており、U-23代表では7試合に出場している。

 海外移籍に際し、畑は湘南のクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「この度、ベルギーのシント・トロイデンVVに移籍することとなりました。ファン・サポーターの皆さま、そして関係者の皆さまに直接ご挨拶ができないまま新たな挑戦へと旅立つことになってしまい、大変申し訳ありません」

「高卒で湘南ベルマーレに加入してからの5年半、本当にさまざまな経験をさせていただきました。思うように結果が出せず苦しんだ時期もありましたが、そんな中でも変わらずに応援してくださったファン・サポーターの皆さま、温かく支えてくださったコーチングスタッフ、フロントスタッフ、スポンサーの皆さまには心から感謝しています。そして、辛抱強く自分を信じて起用してくださった浮島監督、山口監督、本当にありがとうございました」

「怪我の多かった自分にとって、メディカルスタッフの皆さまのサポートは欠かせないものでした。毎回安心してピッチに戻ることができたのは、皆さまのおかげです。感謝してもしきれません」

「湘南ベルマーレというクラブの一員として戦えた5年半を誇りに思います。ここからが本当の勝負だと思っています。
湘南で学んだすべてを胸に、新天地でも全力でプレーしてきます。湘南から世界へ! 行ってきます!」


【動画】ベルギー出発の畑大雅は“まさか”のユニフォームを着用

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