バイエルンに所属する元ドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、パリ・サンジェルマン(PSG)戦を振り返った。5日、ドイツメディア『スカイ』がコメントを伝えている。


 FIFAクラブワールドカップ2025・準々決勝が行われ、バイエルンはPSGと対戦した。試合は序盤からアップテンポな展開となったものの、スコアレスでハーフタイムに突入。すると、78分にデジレ・ドゥエの得点でPSGが先制し、バイエルンはリードを奪われてしまう。その後、PSGはウィリアム・パチョとリュカ・エルナンデスが退場となったが、90+6分にウスマン・デンベレが追加点をマーク。2-0で勝利したPSGが準決勝進出を決めた一方、敗れたバイエルンはクラブワールドカップ敗退となった。

 インタビューに応じたミュラーは、「負けるといつだって辛いものだ。この敗戦を受け止め、消化しないといけない」とコメント。「前半はうまく相手をコントロールし、ロングボールを蹴らせるような展開に持ち込めた。最終的には冷静に結果を分析する必要がある。チャンスはあったと思う」と述べつつ、「僕たちとしては、良い内容の試合をしたからといって、それが何か報われるわけではないんだ」と悔しさをにじませた。

 また、今大会限りでバイエルンを退団するミュラーにとって、PSG戦は同クラブでのラストマッチとなった。ミュラーは現在の心境について、「勝ち進むことだけに集中していたが、こんな結果になってしまった。
こういうトーナメントはいつも不思議な感覚になる、次の試合に向けてベースキャンプに戻るはずが、今は荷物をまとめるために戻るんだ。実感が湧くまでには時間がかかる」と語っている。

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