チャンピオンシップ(イングランド2部)昇格を果たしたバーミンガムは6日、ジル・ヴィセンテ(ポルトガル1部)と契約満了になっていたMF藤本寛也を獲得したことを発表した。なお、契約期間は2028年6月30日までの3年となる。


 現在26歳の藤本は、東京Vの育成組織出身。2018年にトップチーム昇格を果たし、公式戦通算50試合に出場した。各年代の日本代表にも選ばれ、2019年夏にはFIFA U-20ワールドカップポーランド2019にも出場した。

 2020年8月5日に1年間の期限付き移籍でジル・ヴィセンテに加入。翌年夏に期限付き移籍期間が1年延長された後、2022年7月に完全移籍となった。2024-25シーズンはプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)で30試合に出場し、5ゴール6アシストを記録するなど、5年在籍のクラブ通算では公式戦181試合出場で15ゴール24アシストを記録した。

 今夏の移籍市場で7人目の新加入選手となった藤本はバーミンガムのクラブ公式サイトで以下のように意気込みのコメントを発表している。

「ここに来られて本当に興奮しています。ファンの前でプレーするのが楽しみです。今26歳で、プレミアリーグでプレーするのが夢です。このチームは本当に素晴らしい野心とプロジェクトを持っているので、ここに来たいと思っていました」

「ここ(イングランド)にプレーしに来た日本人はたくさんいます。彼らのプレーは良かったと思いますけど、僕も彼らと同じか、それ以上のプレーができると思います。
だから、ここに来たかったんです」

「僕は自分のことをプレイメーカーだと思っています。チャンスを作って、後方から前線まで繋ぎます。そして、チームの守備にも貢献できます。それが僕のやりたいことです。チームに貢献したいし、もっと成長したいと思っています」

 なお、バーミンガムにはMF岩田智輝が所属し、2024-25シーズンはEFLリーグ1(イングランド3部)を勝ち点「111」で優勝してチャンピオンシップ(イングランド2部)復帰を果たした。5日にはレンヌから日本代表FW古橋亨梧が加入したことも発表されていたなか、藤本の加入も決定し、新シーズンは3人の日本人選手が在籍することとなった。
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