なでしこジャパン初招集となった滝川結女は「最初は少し緊張もありましたけど、周りも上手い選手が多くてやりやすかったですし、初日からいい練習ができました」と振り返った。
新潟でともにプレーした平尾知佳も「結女とは約6年間一緒にやってきて、昨シーズンすごく伸びた選手だと思います。結果的に招集されたことは本人にとっても大きいですし、頑張ってほしい」と期待を込める。
7日の練習ではいきなりフルコートで11対11のゲーム形式を実施し、滝川は2トップの一角でプレーした。「スタミナ的にはまだまだですけど、日を追うごとに付いてくると思うので、そこは自信を持ってやっていきたい」と滝川。時折り中盤の位置まで下がってボールを受け、そこからもう一度前線へ動き出し、チームのリズムを生み出すプレーも多かった。「前にガッと走るより、間で受けることも持ち味。まだまだではありますけど、少しは出すことができた」と手応えを語る。今や海外組が全盛のなでしこジャパンにとって、今後もコンスタントに招集されるためには得点という目に見える結果を残すしかない。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)