女子の東アジアE-1サッカー選手権2025開幕に先駆け、龍仁ミルスタジアムで出場国の選手による公式会見が行われた。

 今大会に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)のキャプテンに就任した高橋はなは「チームとしても個人としても優勝するためにこの大会にやってきたので、1試合1試合全力でプレーしたいと思います」と宣言。
E-1選手権3連覇を目指し、今大会はより一層“追われる立場”となる。高橋は「優勝したのは過去のことですし、今大会はまたチャレンジャーの気持ちを持って、目の前の試合を全力で戦いたいと思います。世界の女子サッカーのレベルが上がってきている中、アジアの大会はいつ戦っても難しさがありますし、簡単な試合はないので目の前の1試合1試合に集中して準備するだけ」と気を引き締めた。

 初戦の相手であるチャイニーズ・タイペイ女子代表(台湾女子代表)の代表として、千葉県出身の松永早姫が登壇。松永はスフィーダ世田谷、愛媛FCレディースを経て、現在は台湾の航源足球俱樂部でプレー。台湾女子サッカー初の帰化選手として、今大会に臨む。松永は「私は日本でずっと育ってきて、日本のサッカー文化を肌で感じて学んできました。おばあちゃんのルーツが台湾にある中、今回この決断(帰化)をしました。ここにいる高橋選手やなでしこジャパンの選手たちは私の夢でもあったので、対戦できることは光栄です。再来年のFIFA女子ワールドカップに台湾が出場できるように、今まで日本で学んだ知識や経験や知識を台湾に還元したい」と意気込みを語った。

 大会3連覇を目指す日本は9日(水)に台湾女子代表、13日(日)に韓国女子代表、16日に中国女子代表と対戦する。
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