アルネ・スロット監督の下でプレミアリーグの覇権を奪還したリヴァプールは、連覇を目指す2025-26シーズンに向けて大型補強を敢行。最大でプレミアリーグ史上最高額に達するとも報じられた移籍金でドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツを獲得したほか、オランダ代表DFジェレミー・フリンポン、ハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズと契約を締結し、両サイドバック(SB)を強化。今後もさらなる補強に乗り出す可能性があると報じられている。
一方で、既存戦力の売却も進めており、アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーはブレントフォード、イングランド代表DFジャレル・クアンサーはレヴァークーゼンへそれぞれ完全移籍。スロット監督率いるチームで絶対的な存在となれていないヌニェスも売却候補に数えられており、2024-25シーズンのセリエAを制覇したナポリが熱烈な関心を寄せていることが明らかになっている。
報道によると、ナポリはヌニェスを今夏最大のターゲットとしており、獲得に向けて精力的に動いているとのこと。固定費5000万ユーロ(約86億円)に500万ユーロ(約8億6000万円)のアドオンを加えた総額5500万ユーロ(約94億円)のオファー、年俸として500万ユーロ(約8億6000万円)から600万ユーロ(約10億円)という条件を提示する準備があるという。また、ヌニェス自身はナポリ加入に前向きと報じられている。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、ナポリにとってヌニェスは夢のターゲットであり、選手本人も加入を希望していると指摘。さらに、ナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンのガラタサライ移籍の可能性が高まったことで、ナポリはヌニェス獲得に向けて新たな交渉を開始する見込みと伝えている。