9日、鈴木は2030年6月30日までの5年契約でコペンハーゲンに完全移籍。日本代表としてもデビューを果たした21歳のセンターバックがヨーロッパへと羽ばたくこととなった。
高校までは中盤でプレーしていた鈴木だったが、プロ入り後にコンバートし3バックの左を務めることに。守備面はもちろんのこと、攻撃面でも多くの貢献を見せ、最終ラインからのビルドアップも魅力の1つだ。
コペンハーゲンでスポーツディレクター(SD)を務めるスネ・スミス・ニールセン氏は、鈴木の獲得についてクラブ公式サイトを通じてコメント。「鈴木は我々が長年スカウトしてきたエキサイティングな若い選手だ。彼は大きな成長の可能性を秘めており、トップチームで活躍し、コペンハーゲンのタイトル獲得に貢献できるレベルを持つ」と評価。「成長準備が整った若手選手を獲得するという我々の戦略に完璧に合致している」と、クラブの補強方針にも合致していると語った。
また、日本人選手についても言及し、「近年、日本の市場は大きく発展しており、鈴木は既に強豪リーグで安定したパフォーマンスを発揮できることを示しており、今や代表チームでも活躍している。彼を歓迎し、他の才能あるディフェンダーたちと支え合いながら、彼の成長の次のステップに貢献できることを楽しみにしている」と、ポテンシャルの高さを評価。更なる成長を期待しているようだ。
さらに、チームを指揮するヤコブ・ニーストルプ監督も鈴木について言及。
なお、コペンハーゲンは2025ー26シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)の予選2回戦から参加。予選1回戦のドリタ(コソボ)vsディフェルダンジュ03(ルクセンブルク)の勝者との対戦が決まっている。
【画像】デンマークでヨーロッパに挑戦する鈴木淳之介