FIFAクラブワールドカップ2025・準決勝が8日と9日に行われ、チェルシー(イングランド)とパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)が、それぞれ決勝進出を果たした。

 今大会から32チーム制、そして4年に1度の開催と大幅に生まれ変わったクラブW杯は、6月19日に開幕。
各大陸の強豪チームが鎬を削った大会も、いよいよ決勝を残すのみとなった。記念すべき初回大会のファイナルで相まみえるのは、チェルシーとPSGだ。

 グループDに組み込まれたチェルシーは、第2節でフラメンゴ(ブラジル)に1-3で敗れたものの、ロサンゼルスFC(アメリカ)とエスペランス(チュニジア)には勝利し、2勝1敗の成績で2位通過を果たす。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)では、雷雲が接近した影響で試合が約2時間中断するアクシデントにも見舞われながら、延長戦の末にベンフィカ(ポルトガル)を4-1で撃破。準々決勝ではパルメイラス(ブラジル)を2-1で下し、準決勝進出を果たした。

 8日に行われた準決勝では、フルミネンセ(ブラジル)と激突。大会期間中に移籍加入が発表されたジョアン・ペドロが、古巣相手に2ゴールを奪う活躍を見せ、南米勢唯一の希望だったフルミネンセに2-0で勝利。一番乗りで決勝進出を決めていた。

 一方で、PSGはグループB第2節でボタフォゴ(ブラジル)に0-1で敗れたものの、アトレティコ・マドリード(スペイン)とシアトル・サウンダーズ(アメリカ)にはきっちりと勝利し、2勝1敗で首位通過。ラウンド16ではインテル・マイアミ(アメリカ)を4-0で粉砕すると、準々決勝では2名の退場者を出す“死闘”の末、バイエルン(ドイツ)を2-0で破った。

 9日に行われた準決勝では、レアル・マドリードと対戦。序盤の6分、相手のミスを見逃さなかったウスマン・デンベレの素早い切り替えから、ファビアン・ルイスが先制点を奪うと、続く9分にもレアル・マドリードのミスからデンベレが追加点。
24分にはスペースを突いた見事な攻撃でファビアンがこの日2点目を沈める。終盤にはカウンター攻撃からゴンサロ・ラモスがトドメを刺し、レアル・マドリードを4-0で撃破。リーグ・アン、クープ・ドゥ・フランス、チャピオンズリーグ(CL)に続く4冠に王手をかけた。

 そんな両チームが激突する決勝戦は、日本時間で7月14日の4:00(13日の28:00)にキックオフを迎える。


【ゴール動画】PSGが圧巻4発でマドリーを粉砕









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