2024-25シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)王者に“挑む”形となったレアル・マドリードは、試合序盤の6分、ボックス内でクロス対応をしたスペイン代表DFラウール・アセンシオがボールを奪われ、早々と失点を喫する。直後にもドイツ代表DFアントニオ・リュディガーのミスから追加点を許すと、その後もPSGに2つのゴールを奪われ、攻撃面でも沈黙。0-4と完敗のスコアで、大会から去ることが決まっていた。
試合後、X・アロンソ監督は「序盤のプレーが結果に大きな影響を与えた」と発すると、「我々は全員がきっちりと危機管理をした上で試合に臨まなければならなかった。非常に強力な相手とのゲームだからだ。ところが、10分が経過した時点で、既に試合は困難なものとなってしまった」と序盤に起きたアクシデントを悔やみ、「まだまだ、我々は多くを改善しなければならないということだ」と語った。
「当たり前の話ではあるが、序盤に2失点を喫するということは、以降は本来求められるものよりもより多くのパワーを使わなければならなくなる」とした上で、「だが、得点が欲しいからと言って、バランスを崩すわけにはいかないんだ」とX・アロンソ監督。その理由として、「なぜなら、彼らは一瞬でも隙を見せてはならないレベルにあるからだ」と口にした。
また、今大会をもってレアル・マドリードからの退団が決まっているクロアチア代表MFルカ・モドリッチにも言及。準決勝で敗退したことで、モドリッチの“ラストゲーム”はPSG戦となったわけだが、現役時代に共にプレーしたこともあるX・アロンソ監督は、次のように賛辞を贈った。
「彼はクラブの伝説であり、フットボールの伝説でもある。
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