現在開催されているFIFAクラブワールドカップ2025において、ボタフォゴはグループBをパリ・サンジェルマンに次ぐ2位で通過したものの、決勝トーナメント1回戦でパルメイラスとの同国対決に敗れ、ラウンド16で姿を消していた。チームは既にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部リーグ)の再開に向けて調整をスタートさせているが、大会終了後にはレナト・パイバ監督が退任。指揮官の座が空席となった中で、アンチェロッティ氏が迎え入れられることとなった。
なお、アンチェロッティ氏は8日に現地入りしており、同日午後のトレーニングから指揮を執っているという。12日に控えた第13節ヴァスコ・ダ・ガマ戦が、新監督の初陣となりそうだ。
現在35歳のアンチェロッティ氏は、カルロ・アンチェロッティ氏の息子として知られる。これまで、父が指揮をしたバイエルン、ナポリ、エヴァートン、レアル・マドリード等でアシスタントコーチを務めてきた。2024-25シーズンをもってカルロ氏がレアル・マドリードの指揮官を退任し、ブラジル代表の新監督に就任したことを受けて、ダヴィデ氏もアシスタントコーチとして“セレソン”に入閣。しかしながら、ボタフォゴで自身初の監督業を務めることが決まり、父から“独り立ち”することとなった。
なお、CBF(ブラジルサッカー連盟)は同日付けで、ダヴィデ氏がブラジル代表のアシスタントコーチの職を解かれたと発表。一方で、CBFとボタフォゴの合意により、来年夏に北中米での開催を控えるFIFAワールドカップに向けた準備の段階で、再び招集される予定であることが明かされている。
リリースを通して、CBFは「現在のブラジル国内王者であり、コパ・リベルタドーレスも制したクラブを率いる経験が、ダヴィデの指導者としての成長に大きく貢献し、国内サッカーを発展させてくれることでしょう。
【動画】ボタフォゴが新監督を発表!