アーセナルがチェルシーに所属するイングランド代表FWノニ・マドゥエケの獲得に向けて動いているようだ。9日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 プレミアリーグで3年連続2位に終わったアーセナルは、悲願のタイトル獲得に向けて今夏の移籍市場で大型補強を画策。すでにスペイン代表GKケパ・アリサバラガと同MFマルティン・スビメンディを獲得しているほか、ブレントフォードからデンマーク代表MFクリスティアン・ノアゴールの獲得も決定的に。また、スポルティング所属のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュとの交渉も進展し、待望のストライカー確保に近づいている。

 そんなアーセナルだがウイング(WG)の補強も画策しており、レアル・マドリード所属のブラジル代表FWロドリゴやクリスタル・パレス所属のイングランド代表MFエベレチ・エゼとともにマドゥエケもリストアップされている模様。今回の報道によると、アーセナルはマドゥエケの獲得に向けて、同じくロンドンを本拠地とするチェルシーとの交渉を正式に開始したようだ。選手本人は移籍に前向きであり、すでに5年契約締結で個人合意に達しているという。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、アーセナルがボーナスを含めて総額5000万ポンド(約99億円)となる最初のオファーをチェルシーに提示したと指摘。両クラブの関係は良好で交渉が続いているが、チェルシーは5000万ポンド(約99億円)以上のの固定費を要求しているようだ。

 現在23歳のマドゥエケは2018年夏にPSVの下部組織へ加入し、2019-20シーズンにトップチームデビューを飾った。2023年1月に3500万ユーロ(約60億円)の移籍金でチェルシーへのステップアップを果たすと、ここまで公式戦通算88試合に出場し20ゴール9アシストをマーク。右ウイング(WG)を主戦場に活躍し、昨年9月にはイングランド代表デビューも飾った。
編集部おすすめ