レヴァークーゼンに所属するスイス代表MFグラニト・ジャカに対し、ユヴェントスが関心を寄せているようだ。9日、ドイツ紙『ビルト』やイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。


 現在32歳のジャカは母国の名門バーゼルでプロデビューを飾り、ボルシアMGを経て加入したアーセナルでは公式戦通算297試合で23ゴール29アシストをマーク。2023年夏にレヴァークーゼンへ活躍の場を移すと、すぐさま中盤の主軸に定着し、ブンデスリーガ無敗優勝とDFBポカール制覇に大きく貢献した。クラブ通算ではここまで公式戦99試合出場6ゴール9アシストという成績を残している。

 そんなジャカだが、2028年6月末の契約満了を待たずしてレヴァークーゼンを退団する可能性が浮上している。報道によると、ユヴェントスが今夏の移籍市場における中盤の獲得候補として同選手をリストアップしているとのこと。イゴール・トゥドール監督率いるチームは、ニューカッスルに所属するイタリア代表MFサンドロ・トナーリを“夢のターゲット”としているが、獲得が困難なことから、より現実的な選択肢としてジャカにも関心を寄せているという。

 ユヴェントスは1200万ユーロ(約20億円)から1500万ユーロ(約26億円)でジャカを獲得可能と見ている模様。現時点でクラブ間交渉は行われていないが、ブラジル代表MFドウグラス・ルイスに売却の目処が立てば、獲得へ向けた動きを強める可能性があるようだ。一方、ミランもジャカの動向を注視していたものの、レヴァークーゼンと評価額に開きがあったことから関心は低下しているという。

 なお、エリック・テン・ハフ監督の下で再出発するレヴァークーゼンはジャカを重要な戦力と見ており、慰留に努めているようだ。
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