マンチェスター・ユナイテッドはブレントフォードに所属するカメルーン代表FWブライアン・ムベウモの獲得に向け交渉を続けているようだ。9日、『スカイスポーツ』や『ミラー』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 2024-25シーズンのプレミアリーグを15位で終えたマンチェスター・ユナイテッドは、雪辱を期す新シーズンに向けて前線の補強を画策。ウルヴァーハンプトン(ウルブス)に契約解除金の6250万ポンド(約124億円)を支払い、ブラジル代表FWマテウス・クーニャと契約を締結したほか、ムベウモ獲得にも本腰を入れていることが明らかになっている。

 マンチェスター・ユナイテッドはこれまで2度に渡ってブレントフォードにオファーを提示。しかし、5500万ポンド(約109億円)の最初のオファーも、6250万ポンド(約124億円)の2度目のオファーも拒否され、現時点でクラブ間合意には至っていない。『ミラー』によると、ブレントフォードは移籍金として6500万ポンド(約129億円)程度を要求しており、現在も金額や支払い構造を巡って交渉が続いているようだ。

 評価額についてはクラブ間で依然として開きがあるものの、ブレントフォードの要求額との差が縮まっていることから、マンチェスター・ユナイテッドはムベウモ獲得へ自信をのぞかせている模様。合意に向けては支払い構造に関する調整が必要と見られているが、7月下旬から予定されているアメリカでのプレシーズンツアー前には契約を締結できると考えているようだ。なお、ムベウモ本人とは個人的な条件ですでに基本合意に達しているとも報じられている。

 現在25歳のムベウモはトロワの下部組織出身で、2018年夏にトップチームへ昇格した。1年後にはブレントフォードへ完全移籍加入し、右ウイング(WG)を主戦場にここまで公式戦通算242試合で70ゴール51アシストをマーク。在籍6年目の2024-25シーズンはプレミアリーグで得点ランキング4位タイの20ゴールを挙げた。
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