プレミアリーグのトッテナムは10日、ウェストハムからガーナ代表FWモハメド・クドゥスを獲得したことを発表した。

 現在24歳のクドゥスは18歳にして母国ガーナを離れ、デンマークのノアシェランでプロキャリアをスタート。
2020年7月にはアヤックスにステップアップし、その3年後にウェストハムへと加入した。すると、加入1年目からテクニックとアイデアに富んだ突破、さらには類稀な得点力を武器に活躍。様々なポジションで起用されながら攻撃陣を牽引し、在籍した2年間で公式戦通算80試合出場19ゴール10アシストを記録した。

 以前よりトッテナムからの関心が噂されてきたクドゥス。一部メディアは選手側も同クラブへの移籍を希望していると報じてきたが、今回正式に加入が決定した。トッテナム側は「長期契約」とだけ明かしたものの、イギリスメディア『スカイ』は6年契約と紹介しつつ、移籍金を5500万ポンド(約109億円)と報道。なお、背番号は20番と発表されている。

 トッテナムに加わったクドゥスは、クラブ公式サイトを通じて以下のように意気込みを語った。

「ここに来られて本当に嬉しい。とても幸せで、早くプレーを始めたくて仕方がない。僕は非常に明快なウィンガーでフィジカルも強く、相手を抜いてチャンスを作るのが得意だ。プレースタイルにはたくさんの魅力がある」

「ファンを楽しませるのも好きだし、それがフットボールの本質だと思う。
チケット代を払い、ファンがスタジアムを後にする時に、心に残る思い出を作ってあげたい。もちろんサッカーは真剣勝負で競争も激しいスポーツだが、それでも僕はできる限り楽しんでプレーし、ファンにも喜んでもらえるよう努めている。自分がチームにもたらすものを、ファンの皆さんにもぜひ楽しんでもらいたい」

「ここに来た理由のひとつは、プロジェクトと監督のビジョン、そして彼の下で成長できると感じたからだ。監督のこれまでの経歴を見れば、数多くの才能ある選手を育てて偉大なプレーヤーにしてきた実績がある。だからこそ、この監督のもとでプレーしたいと思ったんだ」

「僕はチームを重視しているから、個人的な目標よりもチームとしてどれだけ多くの勝ち点を取れるか、プレミアリーグでどれだけ上位に行けるか、そしてチャンピオンズリーグでどれだけ先に進めるか、そこに意識を向けている。このクラブの大きさ、歴史の深さはよく知っているし、僕はずっとチャンピオンズリーグという最高の舞台でプレーすることを夢見てきた。だから、今この瞬間は自分にとって大きな意味を持っている」
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