今回のクラブW杯では最新のテクノロジーが導入されたことが話題を呼んでいる。主審が身体に取り付けたカメラによる目線映像が試合中継で流れると、視聴者からは臨場感抜群の映像に対して驚きの声が挙がった。『FIFA.com』によると、コッリーナ氏は主審のボディカメラについて「私たちの期待を上回るもの」と高評価。「視聴者にとって興味深い体験になるだろうと考えており、素晴らしい意見もいただいている」と絶賛した。また「審判員が試合中に見ているものを見る機会を得た。これは娯楽のためだけでなく、審判員への指導、そして何が見えなかったのか理由を説明することにも役立った」と、人材育成や審判員に対する理解の醸成にも効果を発揮した点を評価した。
さらに、コッリーナ氏は新競技規則である“8秒ルール”(GKがボールを8秒以上保持した場合、攻撃側チームにCKが与えられる)にも言及。同氏は「これも非常に効果的だった」と新競技規則に満足感を示し、次のように続けた。
「(8秒ルールによって)試合のテンポが向上した。以前の試合ではGKがボールを長時間手で抱え続けることで時間をロスすることがあったが、そういったシーンがなくなったね」
コッリーナ氏は、今回のクラブW杯を「素晴らしい大会だった」と評価。「審判員全員が、この大会に参加できたことを100%誇りに思っている」と締めくくった。