2019年夏に母国の名門サントスからレアル・マドリードへ加入したロドリゴは、ここまで公式戦通算269試合出場68ゴール51アシストという成績を残し、数々のタイトル獲得に貢献。しかし、昨シーズン終盤にかけてパフォーマンスを落としたことや、本人が希望する左ウイング(WG)での序列が低いことから今夏の退団の可能性が浮上。新たに就任したシャビ・アロンソ監督に自らの価値を証明すべく、FIFAクラブワールドカップ2025へ臨んだ。
アル・ヒラルとの初戦ではスタメンに名を連ね、スペイン人FWゴンサロ・ガルシアの先制ゴールをアシストしたロドリゴだったが、その後は5試合連続ベンチスタートとなり、そのうち3試合で出場機会が与えられず。チームは準決勝でチャンピオンズリーグ(CL)覇者のパリ・サンジェルマン(PSG)に完成度の差を見せつけられ、0-4で決勝進出を逃す結果となった。
報道によると、レアル・マドリードは近日中にロドリゴとの会談の場を設ける予定だが、適切なオファーが届いた場合には移籍を容認するという決断をすでに下しているとのこと。左WGの補強を目指すアーセナルなどからの関心が囁かれる中、今後は売却先となるクラブを探すものと見られている。
一方、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、レアル・マドリードがロドリゴの売却に前向きであると指摘しつつ、最終決定は選手本人に委ねられると強調。クラブ、そしてX・アロンソ監督は移籍を容認しているものの、去就は依然として不透明なようだ。
ブラジルメディア『グローボ』は、序列が低下している現状にも関わらず、ロドリゴはレアル・マドリード残留を希望していると報じているが、果たしてどのような決断が下されるのだろうか。