アヤックスとの契約を1年前倒しで解消し、フリーで新天地を探すこととなったヘンダーソンだが、プレミアリーグへの復帰が決定的となった模様。報道によると、同選手はブレントフォードに2027年6月末までの2年契約で加入する見込みとなっており、今週末にメディカルチェックと書類手続きが予定されているとのこと。欧州各国のクラブから関心が寄せられていたものの、選手本人がプレミアリーグへの復帰を最優先としていたようだ。
ブレントフォードでは今夏、キャプテンを務めていたデンマーク代表MFクリスティアン・ノアゴールがアーセナルへ完全移籍。同じく中盤の底を主戦場とするヘンダーソンには後釜としての役割が期待されているという。なお、リヴァプール時代のチームメイトであり、現地時間3日に交通事故で急逝したディオゴ・ジョッタ氏とその家族への配慮から、クラブの公式発表は来週以降に行われる予定と報じられている。
現在35歳のヘンダーソンはサンダーランドの下部組織出身で、2008-09シーズン途中にトップチームデビューを飾り、2011年夏にリヴァプールへ活躍の場を移した。クラブの“レジェンド”スティーヴン・ジェラード氏の退団後はキャプテンに就任し、12年間で公式戦通算492試合出場33ゴール58アシストをマーク。2023年夏にはジェラード監督率いるアル・イテファクへ加入したが、わずか半年で退団し、その後はアヤックスでプレーしていた。
また、2010年11月にデビューしたイングランド代表ではここまで国際Aマッチ通算83試合に出場し、3ゴール11アシストをマークしている。