セリエAのコモは11日、セルティックに所属するドイツ人FWニコラス・ゲリット・キューンを完全移籍で獲得したことを発表した。契約は2029年6月までの4年契約を締結している。


 現在25歳のゲリット・キューンは2024年1月にオーストリアのラピード・ウィーンからセルティックに加入。徐々にスタメンの地位を確定すると、2024-25シーズンは公式戦51試合に出場し、21ゴール15アシストを記録した。

 イギリス『スカイスポーツ』は今月上旬にコモがゲリット・キューンの獲得に近づいていることを報じていたが、11日に完全移籍が正式に決定。同メディアは1650万ポンド(約32億円)の移籍金となることを伝えている。

 コモに加入することとなったゲリット・キューンは、クラブの公式サイトを通じて、「このプロジェクトは野心的で、その一員としてチームの成長と目標達成に貢献したいと思った」と移籍の理由を明かしつつ、「街は美しく、まるで映画のセットのようだ。こんなに美しい場所で、新たな冒険を始められることをうれしく思うよ」と語り、新天地での意気込みを示している。

 また、セスク監督は同選手の加入に際し、「ニコは鋭い動きとテクニックを持ち合わせているし、チームに創造性とインテンシティをもたらしてくれるだろう。我々の目指すスタイルにピッタリの選手だ。彼はチームに新しい風を吹かせてくれるだろうね」と、歓迎の言葉を送った。
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