ノッティンガム・フォレストは、イングランド代表MFモーガン・ギブス・ホワイトに関心を寄せるトッテナムに対し、法的措置を検討しているようだ。11日、イギリス『BBC』が報じている。


 トッテナムは今夏の移籍市場で、ブレントフォードからトーマス・フランクを迎え入れると、川崎フロンターレから日本代表DF高井幸大、ウェストハムからガーナ代表FWモハメド・クドゥスを獲得した。また、レンタル加入していたFWマティス・テルとDFケヴィン・ダンソの完全移籍への移行も発表している。

 さらなる補強を進めるトッテナムは、ギブス・ホワイトの獲得を画策。するとイギリス複数メディアは10日、トッテナムが6000万ポンド(約119億円)の契約解除条項を発動し、11日にメディカルチェック実施する予定である報じた。その報道から即座に獲得までこぎつけるかと思われたが、ノッティンガム・フォレストはトッテナムが同選手に対し不法な接触を図ったとして、プレミアリーグに訴える模様。現在はリーグ側に苦情を申し立てる準備をしており、少なくとも移籍の発表は遅れるであると見込まれている。

 プレミアリーグの規則では、所属クラブの許可がない限り、他のクラブは選手と話をしてはならないとある。またイギリス『スカイスポーツ』は、「契約解除金に関しての機密漏洩があったと考えている」との見解を示している。

 現在25歳のギブス・ホワイトはウルヴァーハンプトンの下部組織出身で、2017年に17歳でトップチームデビュー。2022年8月にノッティンガム・フォレストに加入すると、ここまで公式戦118試合出場し、18ゴール26アシストを記録している。
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