現在のオーナー体制になった2022年5月以降、2シーズンは低迷していたチェルシーだが、昨夏に就任したエンツォ・マレスカ監督の下、2024-25シーズンはプレミアリーグを4位で終え、3シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にしたほか、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)では優勝を果たし、UEFA(欧州サッカー連盟)主催の主要4大大会すべてで優勝した初のクラブとなった。
そして、2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)王者として新フォーマットとなったクラブW杯に出場しているチェルシーは、グループステージを2勝1敗の2位で突破すると、決勝トーナメントではベンフィカ、パルメイラス、フルミネンセを下して決勝に進出。13日(日本時間14日4時キックオフ)に行われる決勝ではパリ・サンジェルマン(PSG)との対戦を予定している。
決勝で対戦するPSGは今季リーグ・アン、クープ・ドゥ・フランスを制しているほか、初のチャンピオンズリーグ(CL)制覇も達成しており、4冠に王手をかけている。さらに、CL決勝ではインテル相手に5-0、クラブW杯準決勝ではレアル・マドリード相手に4-0と大勝していることもあり、PSGがクラブW杯でも優勝候補の本命に挙げられている。
それでも、コルウィルは「彼らは素晴らしいチームだけど、僕たちはインテルでもレアル・マドリードでもない」と多くの人に劣勢と見られていても、クラブW杯制覇に自信を持っていることを強調した。
「彼らは本当に強い。でも、僕たちはレアル・マドリードとは全く異なるチームだ。彼らは僕たちのようにプレッシャーをかけたり、プレーしたりしない。PSGも僕たちが彼らと同じプレーをするとは思っていないと思う。違うものを持ち込むつもりだし、違う選手たちだ」
「世界中のほとんどの人たちがPSGの優勝を予想しているだろうけど、このチームはそうは思っていない。この大会で初めてメディア対応をした時、僕たちは勝者だと言ったのを覚えている。
「僕が嘘をついていなかったことが証明された。選手たちは最高のメンタリティを持っていて、この決勝戦に臨むことにとても興奮している。ここが僕たちのいるべき場所でもある。この試合に勝つ自信はあるよ」