FW愛川陽菜(INAC神戸レオネッサ)は、2試合続けて先発出場。右FWのポジションを任されると、37分にはポケットへパス。I神戸チームメイトでもある成宮唯が抜け出し、そのままゴールを決め、見事にアシストを記録した。なでしこジャパンは後半防戦となる中で、なんとか失点を防いでいたが、最終盤に崩され失点。1ー1で勝ち点を分ける結果となった。
2試合連続で先発起用された愛川。代表デビューから連続での出場となった中、「得点という形ではないですが、得点に絡めているのは凄く嬉しいです」と自身のプレーについてコメント。アシストのシーンについても、「日頃、INACで(成宮)唯さんとは一緒にプレーしているので、凄くやりやすかったり、ここに動いてくれるというのが分かりやすいです」と、普段のコンビネーションが出せたと振り返った。
その成宮との関係性は自身のプレーの選択肢も広がるとし、「唯さんが結構ポケットを狙ってくれるので、そこに流し込んだり、囮に使って内側に入ったりというのは、アクションしてくれるのでバリエーションがあります」とコメント。実際のアシストシーンについても「まず(山本)柚月さんがオーバーラップしてくれて、相手が引き連れたので内側にカットインしたら、唯さんが結構良いスペースに走り出してくれたので、そこに目掛けて出しました」と、右サイドバックで出場した山本柚月(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の陰のアシストもあった中で、狙いがしっかりハマったものだとした。
開催国でもある韓国との試合は苦戦した展開となったが、愛川は「自分がどこまでできるかが試されたと思います」とコメント。
また、試合終盤には相手選手ともつれた際に痛めてしまい80分で途中交代に。ただ「大丈夫です。いつでも行けるように準備します」と、状態は問題ないとコメント。過酷な環境で2試合で170分プレーした中で、「もっとタフに戦えるように頑張りたいと思います」と、信頼を勝ち取るために頑張りたいと意気込んだ。
大会3連覇がかかるなでしこジャパンは、16日(水)の第3節で中国女子代表と対戦。勝利すれば、3連覇を果たすこととなる。
【動画】INACコンビ発動!愛川陽菜の絶妙パスから成宮唯