両者ともに連勝で臨んだ最終節。日本は引き分け以上で連覇が決まる中、開催国の韓国と対戦。開始8分に相馬勇紀(FC町田ゼルビア)のクロスをボックス中央でジャーメイン良(サンフレッチェ広島)がボレーで叩き込んで先制。日本は韓国に押し込まれる時間が続き、厳しい戦いとなるが、集中した守備でクリーンシートを達成。1−0で勝利を収め、史上初の韓国戦3連勝を収め、大会連覇を達成した。
初戦のホンコン・チャイナ代表戦に続いて、ゲームキャプテンとしてピッチに立った相馬。初戦でも3アシストを記録していた中、この試合でもクロスから先制点をアシストし、チームの勝利に貢献した。ゴールこそなかったが、数字を残せたことについて「今シーズンは得点に絡めている試合が多かったので、今日の試合ももっともっとクオリティだったり上げていかなければいけないところはありますが、得点に絡めるようになったことは自分の成長かなと思います」とコメント。目に見える活躍ができたことを喜んだ。
3大会連続でE-1選手権に出場している相馬。プレーしたウイングバックは日本代表の激戦区であり、FIFAワールドカップ26アジア最終予選では声がかからなかった事実もある。錚々たるメンバーを1年後のワールドカップに向けてポジションを争う中、今大会ではサイドチェンジやクロスで好機を演出していたが「日本の両ウイングには優れたドリブラーがいっぱいいる」と語った上で、「一対一で自分もサイドチェンジのボールをもらうのが好きで、他のドリブラーも同じ気持ちだと思うので、活かせるならば活かしていきたいと思います」と、特徴として見せることができたと振り返った。
Jリーグ組で達成したE-1選手権の連覇。「Jリーグのメンバー全員で優勝したこともそうですし、試合を重ねるごとにレベルアップしていきました。最初の2試合と今日の試合では強さもクオリティも全然違ったので、それを経験できたことは大きいです」と、国内組としての貴重な経験をこの先に活かしていきたいと語った。
【動画】ホットライン開通!相馬勇紀のクロスをジャーメイン良