2024-25シーズンのプレミアリーグを制覇したリヴァプールは、今夏の移籍市場で積極的な動きを見せている。退団したイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルド(現:レアル・マドリード)の後釜としてオランダ代表DFジェレミー・フリンポンを確保すると、ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツをプレミアリーグ史上最高額で獲得。さらにはハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズもスカッドに加え、戦力の拡充に成功した。
そんなリヴァプールだが、プレミアリーグ連覇をさらに手繰り寄せるべく、センターフォワード(CF)の補強を画策している模様。昨シーズンはコロンビア代表FWルイス・ディアスやオランダ代表FWコーディ・ガクポ、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスらが務めたが、アルネ・スロット監督は得点力強化に向けて一線級のストライカーを獲得したいと考えているという。
報道によると、リヴァプールはイサクを主要なターゲットとしており、ここ数日間で獲得へ向けた具体的な動きを見せているとのこと。すでにクラブ間での接触があり、最大で1億2000万ポンド(約239億円)程度のオファーが準備されているようだ。しかし、ニューカッスルはイサクの評価額を1億5000万ポンド(約299億円)としており、現時点では今夏の売却をまったく検討していないようだ。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、リヴァプールがイサク獲得のために巨額のオファーを提示する意向をニューカッスル側に伝達したと指摘。一方、ニューカッスルに売却の意向がないことも理解しており、同クラブが従来の姿勢を変更した場合にのみオファーを提示する見込みと伝えている。
現在25歳のイサクは2022年夏にレアル・ソシエダからクラブ史上最高額の7000万ユーロ(約121億円)でニューカッスルへ完全移籍加入。ここまで公式戦通算109試合で62ゴール11アシストをマークしており、昨シーズンのプレミアリーグでは得点ランキング2位の23ゴールを挙げた。
なお、イサクの獲得が困難と判断した場合、リヴァプールはニューカッスルも関心を寄せているフランクフルト所属のフランス人FWウーゴ・エキティケの争奪戦に参戦する可能性が高いという。