石川璃音は今大会全3試合にフルタイム出場。優勝のためには得点、そして勝利が必須条件の中、70分からセンターバックの高橋はなが最前線へ。石川は山本柚月、嶋田華とともに3バックを形成し、無失点で試合を終えた。「ディフェンスとしては、あの時間帯に失点してしまうと本当に苦しくなってしまう。絶対に失点しないこと。集中を切らさないことは大事にしながらできた」と振り返る。一方で攻撃面に関しては「距離が遠くなって蹴るだけになってしまったので、一つひとつ超えるというニルス(ニールセン)さんのサッカーができたら良かった」と悔やんだ。
自力優勝を逃し、最終順位は未確定だが、WEリーグを戦う選手たちで構成された今大会のチームで3試合を戦えた意義もある。「自分はニルスさんのサッカーを何回かやらせてもらっていますが、たくさんの選手が初めての中で表現できたことはすごく良かったと思います。また一人ひとりがレベルを上げて、女子のサッカーを盛り上げていきたい」と語った。
自身は4季在籍した三菱重工浦和レッズレディースを離れ、ウィメンズ・スーパーリーグ(イングランド女子1部)エヴァートンへの移籍が決定している。