今年7月4日にアーセナルとの契約解除を発表した日本代表DF冨安健洋(26)が『DAZN』で配信している『内田篤人のFOOTBALL TIME 』にゲスト出演。アーセナルでの4年間を振り返り、チーム内のことやプレミアリーグについて語った。


 対談の中でMCを務める内田からアーセナルに移籍して最初に衝撃的だったことを問われると、「GKの(アーロン)ラムズデールは衝撃でした」とコメント。冨安同様、2021年8月にアーセナルの一員となったかつての守護神の名前を挙げた。同年9月のプレミアリーグ第4節ノリッジ戦でデビューを飾った冨安だったが、「その時にラムズデールもデビュー戦だったんですけど、こいつエグいなってなりました。全部できる。蹴れるし、繋げるし、止められるし、このレベルのGKは見たことないとなりました」と感嘆したことを明かした。

 また、世界最高峰と呼ばれるプレミアリーグに関しても言及し、「名前も知らない選手がエグい」と苦笑。「楽な試合が1つもない」と述べ、個人的には「チャンピオンズリーグの方が楽に感じちゃうくらい」との見解を示した。

 今や世界最高峰の指揮官として名を馳せているミケル・アルテタ監督については「めっちゃ細かいです」と、こだわりの強さを明かし、移籍当初は「これサッカーの答えじゃんってなったくらい」だったという。その一方で、「考えすぎて、監督がやりたいことを意識しすぎて上手くいかない時期もあった」と語り、その難しさに口にした。

 日本代表では主にセンターバック(CB)としてプレーしている冨安だが、アーセナルでの主戦場はサイドバック(SB)だった。内田からCBでプレーしたかったかと問われた冨安は「アーセナルでやるならSBだと思ってました。このチームでCBをやるのはムズイなっていう」と述べ、その理由を「ビルアップで時間を作るところだったり、結構ハイレベルなことをやっている」と説明。
アーセナルでセンターバックを務めているDFウィリアン・サリバとDFガブリエウ・マガリャンイスのパフォーマンスに賛辞を送った。

 番組の最後にはアーセナルファンに向けて、「皆さんのサポートが僕の力になっていましたし、どこにいても皆さんの応援は届いていました」と感謝の言葉を送り、「アーセナルの選手としてプレーできたことは幸せでしたし、この4年間を誇りに思っているので、これからは一人のグーナー(アーセナルファンの愛称)として、皆さんと一緒に応援していけたらいいなと思います」と続けた。
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