現役時代にマンチェスター・ユナイテッドでプレーした元イングランド代表FWテディ・シェリンガム氏が、バルセロナ移籍の可能性が取り沙汰されているイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードについて言及した。17日(現地時間)、イギリスメディア『ザ・サン』が伝えている。


 マンチェスター・Uアカデミー出身のラッシュフォードは、2015-16シーズンにトップチームデビュー。これまでに公式戦426試合に出場して138ゴール79アシストをマークしている。だが、2023-24シーズンには不調に陥り、今年2月には2024-25シーズン終了時までのローン移籍でアストン・ヴィラに加入。同クラブでは公式戦17試合で4ゴール6アシストを記録し、復調の兆しを見せた。

 今夏には所属元のマンチェスター・Uに戻ったラッシュフォードだが、各メディアではマンチェスター・U退団およびバルセロナへの移籍の可能性が度々報じられてきた。『ザ・サン』によると、現役時代にマンチェスター・Uの三冠達成に貢献したシェリンガム氏は、クラブ生え抜きのラッシュフォードの退団は「魂を破壊するもの」だと主張した。

「ユース出身者としてトップチームでプレーすることを目指し、実際に辿り着いた選手は、それに感謝しなければならない。それを投げ出して、出て行きたいだなんて信じられない。私の見解では、ユナイテッドからバルセロナに移籍するということは、彼が得るに値しないステップアップだ」

 シェリンガム氏は、ラッシュフォードのバルセロナ移籍を「ステップアップ」と表現。一方で、近年のラッシュフォードがバルセロナ移籍に値するような活躍をしていないという自論を展開した。マンチェスター・U残留こそがラッシュフォードにとっての最善策だと考えている同氏は「彼が切望している移籍が実現しないことを願うよ」と付け加えている。
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