ウルヴァーハンプトンは17日(現地時間)、交通事故で急逝したディオゴ・ジョッタ氏の殿堂入りをクラブ公式サイト上で発表した。

 ジョッタ氏は、3日(現地時間)午前0時30分頃にスペインのサモラ州で高速道路を走行していたところ、交通事故に遭った。
ジョッタは享年28歳、同乗していた弟のアンドレも26歳の若さで亡くなった。

 2017年から2020年にかけてジョッタ氏が所属していたウルヴァーハンプトンは、クラブ公式サイト上で「クラブへの素晴らしい功績と、彼の死がサッカー界に与えた深い影響を考慮し、“ウルブズ”(ウルヴァーハンプトンの愛称)の殿堂入りを果たした」と発表。通常、クラブの殿堂入りは何カ月にもわたる詳細な議論の結果として行われるものの、今回は迅速かつ全会一致で決定が下されたことを伝えた。

 また、同サイトはクラブ副会長であるジョン・リチャーズ氏のコメントも紹介。同氏は「この悲惨な事件をめぐっては悲しみと信じられないといった思いが広がっているため、私たちもできるだけ早く追悼の意を表したいと思った」と、異例の早さで決まった殿堂入りの経緯を明かしている。
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