チェルシーに所属するセネガル代表FWニコラス・ジャクソンに退団の可能性が浮上しているようだ。17日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。


 現在24歳のN・ジャクソンは2019年9月にビジャレアルの下部組織へ加入し、2020-21シーズンにレンタル先のミランデスでプロデビューを飾った。2023年夏にはチェルシーへ活躍の場を移し、ここまで公式戦通算81試合で30ゴール12アシストをマーク。エンツォ・マレスカ監督が就任した昨シーズンもセンターフォワード(CF)のファーストチョイスとして公式戦37試合に出場し、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)優勝にも貢献した。

 チェルシーは今夏の移籍市場でイプスウィッチからイングランド人FWリアム・デラップ、ブライトンからブラジル代表FWジョアン・ペドロを獲得。強力な2人のライバル出現により、N・ジャクソンの出場機会はこれまでのよりも減少することが予想されている。

 そうした中、N・ジャクソンに複数のクラブが関心を寄せている模様。『ガーディアン』が報じたところによると、ストライカーの補強が難航しているマンチェスター・ユナイテッドに加え、アストン・ヴィラが獲得に興味を示しているという。この他、ユヴェントスやナポリといったセリエAからの関心も囁かれており、現行契約を2033年6月末まで残している同選手の去就は不透明となっているようだ。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、N・ジャクソンが今夏にチェルシーを退団する可能性は残されており、複数のクラブが獲得に興味を示していると指摘。ミランは移籍金の高さから獲得を断念した模様だが、プレミアリーグの複数クラブが初期のアプローチを開始したと伝えている。

 プレミアリーグで2シーズン連続二桁ゴールを記録するなど、チェルシーで一定の成績を残しているN・ジャクソンだが、今夏に新天地を求めることになるのだろうか。
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