クラブから契約の詳細は明かされていないものの、アルゼンチンメディア『TyCスポーツ』によると、キンテーロはリーベル・プレートと2027年12月末までの2年半契約を締結。
キンテーロは1993年1月18日生まれの現在32歳。弱冠16歳にして母国のエンビガドでトップチームデビューを飾ると、アトレティコ・ナシオナルを経て、2012年夏にペスカーラへ加入し、欧州へ上陸。2013年夏にはポルトへ加入し、2年間で公式戦通算64試合出場7ゴール11アシストを記録した。その後はレンヌ、インデペンディエンテ・メデジンでもプレーし、2018年1月にはポルトからリーベル・プレートへレンタル移籍加入。2018年12月、安全上の観点でレアル・マドリードの本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で行われたコパ・リベルタドーレス決勝・セカンドレグでは、延長戦で1ゴール1アシストを記録。宿敵のボカ・ジュニオルスを破り、3年ぶり4度目の優勝に大きく貢献した。
2021年2月には1度目のリーベル・プレート退団を決意したものの、わずか1年でレンタル移籍によりリーベル・プレートへ復帰。1年間プレーした後は、母国のジュニオール、アルゼンチンのラシン・クルブ、そして母国のアメリカ・デ・カリで活躍。今回、リーベル・プレートに3度目の復帰を果たした。なお、リーベル・プレートでは公式戦通算97試合出場19ゴール15アシストを記録している。
また、2012年10月にデビューを飾ったコロンビア代表では、長きにわたって主力として活躍。FIFAワールドカップは、2014年のブラジル大会と2018年のロシア大会に2大会連続で出場しており、後者では日本代表相手にゴールも奪った。これまで国際Aマッチ通算で41試合に出場し、5ゴールを挙げている。
リーベル・プレートは言わずと知れたアルゼンチンの強豪。FIFAクラブワールドカップ2025では浦和レッズの前に立ちはだかった。
【動画】リーベルの“魔術師”キンテーロのプレー集