クラブからの発表によると、テラッチアーノはミランと2026年6月30日までの1年契約を締結。
テラッチアーノは1990年3月8日生まれの現在35歳。キャリアをレガ・プロ・セコンダ・ディヴィジオーネ(4部相当)でスタートさせながら、セリエAの舞台まで辿り着いた苦労人で、2011-12シーズンにカターニアでセリエAデビューを飾った。以降はサレルニターナやエンポリ等イタリア国内を渡り歩き、2019年1月にフィオレンティーナへレンタル移籍加入。シーズン終了後に完全移籍へ切り替わると、当初はバックアッパーとしての立場に甘んじていたが、2021-22シーズンに正守護神の座を確保。3年間にわたって正守護神として活躍を続け、2022-23シーズンから2年連続で決勝へ進出しながら、準優勝と涙を飲んだカンファレンスリーグ(ECL)でも、ファイナルの舞台でゴールマウスを守った。
2024-25シーズンは元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアの加入によって、出場機会が激減しており、公式戦では10試合の出場に終始。6年半を過ごしたフィオレンティーナでは、公式戦通算で156試合のピッチに立った。
ミランは2024-25シーズンのセリエAを8位でフィニッシュ。今夏には2010-11シーズンにスクデットをもたらしたマッシミリアーノ・アッレグリ監督の復帰を発表した。移籍市場では、レアル・マドリードを退団したクロアチア代表MFルカ・モドリッチが加入しており、トリノからイタリア代表MFサムエレ・リッチを完全移籍で獲得。
なお、同日付で、アタランタはミランからイタリア人GKマルコ・スポルティエッロの完全移籍加入を発表。2シーズンにわたってミランに在籍したスポルティエッロは、フランス代表GKマイク・メニャンのバックアッパーとして、公式戦通算12試合に出場していた。そのメニャンについては、今夏のチェルシー行きが取り沙汰されていたものの、『スカイ・イタリア』など複数のメディアによって、移籍金で折り合いがつかず、破談したと報じられた。現在は残留が基本線となっている。
【画像】テラッチアーノの背番号は「1」!