FC岐阜は23日、MF福田晃斗が加入したことを発表した。

 現在33歳の福田は鹿屋体育大学在学中の2013シーズン、特別指定選手としてサガン鳥栖のトップチームに登録され、同年9月にプロデビューを飾った。
2015年より鳥栖に正式入団し、以降は主力として活躍。2020年に湘南ベルマーレに移籍後、アルビレックス新潟でのプレーも経て、2022年に完全移籍で鳥栖へ復帰。2024シーズンは明治安田J1リーグで30試合に出場して3得点を挙げるなど、主力の一角として活躍していた。

 しかし、一部週刊誌による報道を受けて、今年1月21日付で当面の活動を自粛となると、今年2月6日に本人及びクラブ双方合意の下、当事者間の契約を解除したことが発表。以降は無所属となっていたなか、今回2025明治安田J3リーグでJ3・JFL入れ替え戦出場圏内の19位に位置している岐阜に加入することが明らかになった。

 約半年ぶりにプレーすることとなった福田は岐阜のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「FC岐阜のトレーニングに参加させていただき、契約に至ることができ、本当に嬉しく思っています。一部報道に基づき、サガン鳥栖と契約解除をした後も、自分なりにトレーニングを続け、自分自身と向き合ってきた中、FC岐阜からオファーをいただけた事、非常に嬉しく思います。皆様にご迷惑をおかけした点、心より反省しています。FC岐阜の為に必死に戦いますのでよろしくお願いします」

 また、取締役スポーツダイレクターを務める竹元義幸氏は以下のようにコメントしている。

「福田選手は、中盤での豊富な運動量と高い戦術理解力を兼ね備えており、チームにとって不可欠な戦力になると確信しております。Jリーグで培った実績とリーダーシップは、チームの勝利に大きく貢献してくれるものと期待しています」

「今回の加入にあたり、クラブは過去の報道について十分に認識したうえで、慎重に判断を重ねてまいりました。
検討段階では、当該選手にチームトレーニングへ参加してもらい、複数回にわたる真摯な対話を通じて、姿勢と覚悟を確認しております。福田選手自身も、これまでの行動を深く反省しており、サッカー選手として、そして一人の人間として信頼を回復すべく、全力で取り組むことを誓っております」

「クラブとしても、福田選手がピッチ上で最高のパフォーマンスを発揮できるよう全面的にサポートするとともに、人としても成長できるよう、社会貢献活動や倫理研修などを通じて、継続的な指導と支援を行ってまいります。また、今後はコンプライアンスに関する研修を一層強化し、全選手・スタッフに対して改めて規範意識の徹底を図ってまいります」

「福田選手が今後、決意もあらたに真摯な姿勢とひたむきなプレーでチームと一体となって勝利に貢献し、皆さまからの信頼を取り戻していけるよう、共に頑張ってまいります。どうか温かいご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます」
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