アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、U-17イングランド代表MFマックス・ダウマンを称賛した。クラブ公式サイトがコメントを伝えている。


 アーセナルは23日、シンガポールでミランとの親善試合を戦った。試合は53分、ブカヨ・サカのゴールでアーセナルが先制し、1-0でミランに勝利した。なお試合後にはPK戦も行われ、アーセナルが5-6で敗れた。

 この試合では、現在15歳のダウマンが66分から途中出場。巧みなドリブルや細かいボールタッチ、時には相手からボールを奪うなど攻守にインパクトを残し、試合後のPK戦でも落ち着いてGKの逆を突いて沈めてみせた。

 試合後、アルテタ監督はダウマンについて「若い選手たち全員にとても満足している。15歳にしてあのレベルのプレーができるのは、チームの雰囲気や環境のおかげだと思う。誰かに安心感と自信を引き出してもらえれば、すぐにプレーできるし、最高のチャンスになる」とコメント。「15歳であれだけのパフォーマンスを発揮できるのは信じられないことだ」と、期待の若手を称賛した。

 この試合では、ダウマンのほかにもジョシュ・ニコルズやマルリ・サーモンという下部組織の選手が出番を得た。これらの若手選手たちを今後どう起用するのか問われたアルテタ監督は、「わからない。彼らは、チームの戦術やレベルに慣れていく段階にある」とし、次のように課題を指摘した。


「特にフィジカル面で向上しなければならない。試合に影響を与えるほどのパフォーマンスを発揮するには、非常に高いレベルのフィジカルが求められる。彼らは地に足をつけながら徐々にレベルアップしている。あとは出場機会を勝ち取らなければいけない」


【ハイライト】15歳MFが攻守に躍動! アーセナルvsミラン


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