2023年夏にレアル・ソシエダからクラブ史上最高額の7000万ユーロ(約119億円)でニューカッスルへ加入したイサク。加入直後から“エースストライカー”として君臨しており、ここまで公式戦通算109試合で62ゴール11アシストをマーク。昨シーズンは得点ランキング2位の23ゴールを挙げたほか、クラブにとって70年ぶりの国内タイトルとなるカラバオカップ制覇にも大きく貢献した。
そんなイサクに対してはプレミアリーグ連覇を目指すリヴァプールが関心を寄せており、選手本人も今夏の移籍希望をニューカッスルに伝達した模様。最長で2031年6月末までとなる長期契約締結で個人合意に達したことも報じられたが、リヴァプールが提示した推定1億1000万ポンド(約215億円)のオファーはニューカッスルによって拒否されたことが明らかになっている。
去就が不透明となっているイサクはアジアでのプレシーズンツアーに帯同せず、古巣レアル・ソシエダの練習施設で個別トレーニングに励んでいた模様だが、この度ニューカッスルでのトレーニングを再開した模様。報道によると、同選手は現地時間2日午後にスペインからイギリスへ渡航し、4日月曜日には所属クラブの練習施設を訪れたようだ。アジアツアーに参加したメンバーは姿を現さなかったが、イサクはグラウンドで3時間以上を過ごしたという。
そんなイサクについて、ニューカッスルを率いるエディ・ハウ監督は「我々と一緒にトレーニングする権利は、彼が自分自身で掴み取らなければならない。我々はニューカッスルであり、選手にはチームの一員としての責任がある。正しい行動を取ることが重要であり、どの選手もグループ練習に参加する上で責任を果たすよう徹底している。不適切な行動を取りながら、通常通りグループ練習に参加する選手はいない」と言及している。
なお、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ニューカッスルは依然としてイサクの売却を容認しておらず、去就は不透明となっているようだ。