インテルがマルセイユに所属するイングランド人FWメイソン・グリーンウッドに関心を寄せているようだ。4日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。


 今夏の移籍市場でナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンの獲得を狙っているインテルだが、アタランタとの交渉は難航。先週には固定費4200万ユーロ(約71億円)に300万ユーロ(約6億円)の追加費用を加えた総額4500万ユーロ(約77億円)のオファーを提示したものの、拒否されたことが明らかになっている。インテルは動向を注視し続けているものの、交渉に期限を設けており、すでに獲得失敗時に備えた代替案もリストアップしている模様だ。

 報道によると、未だ具体的な交渉は行われていないものの、グリーンウッドもインテルが関心を寄せている選手の一人だという。マンチェスター・ユナイテッドの下部組織で育った23歳はヘタフェへのレンタル移籍を経て、昨年夏にマルセイユに加入。昨シーズンは公式戦36試合で22ゴール6アシストをマークするなど、ロベルト・デ・ゼルビ監督率いるチームで中心選手として躍動した。

 なお、ルックマンは自身のSNSに「今が新たな冒険へ進む適切な時期だと感じている」などと投稿し、今夏の移籍願望を明言。『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが報じたところによると、同選手は現地時間4日月曜日に予定されていた個人トレーニングに姿を現さなかったようだ。
 
 アタランタの要求額は5000万ユーロ(約85億円)と報じられる中、インテルはルックマンに新たなオファーを提示するのだろうか。それとも、グリーンウッドをはじめとした代替案への関心を強化するのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
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