ガーナ代表MFトーマス・パルティは、強姦と性的暴行の容疑で出廷した後、条件付きで保釈を認められたようだ。5日、イギリス『BBC』が報じている。


 現在32歳のトーマスに対して、ロンドン警視庁は先月4日、強姦5件および性的暴行1件の容疑で起訴したことを発表。起訴されたのは2021年から2022年にかけて発生したとされる6件の事件で、被害者は3名にのぼっている。

 そしてトーマスは5日、ウェストミンスター治安判事裁判所に出廷。報道によると、審問は15分程度で終了し、トーマスは罪状認否は求められず、起訴内容と保釈条件を伝えられたうえで、答弁を求められたとのこと。イギリス人ジャーナリストのベン・ジェイコブス氏によれば、トーマスに課された保釈条件には「事件に関係する女性との接触禁止」や「住所変更・海外渡航の際には警察への事前通知が必要」といった内容が含まれているという。

 次回の出廷は、9月2日に中央刑事裁判所(オールド・ベイリー)で行われる予定となっている。

 なお、トーマスの弁護士を務めるジェニー・ウィルトシャー氏は、「トーマス・パルティ氏は、自身にかけられた容疑をすべて否認しています。彼は3年に渡る捜査を通じ、警察と児童保護サービスに全面的に協力してきました。彼は自身の名誉を回復する機会を得られたことを歓迎している」とコメントを残した。

 2020年10月にアーセナルに加入したトーマスは、2025年6月末日をもって同クラブとの契約が満了。現在は無所属となっているが、スペインのビジャレアル移籍が近づいていると報じられている。
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