アーセナルは、ジャック・ウィルシャー氏をU-21チームの新監督候補としてリストアップしているようだ。5日、イギリス『BBC』が報じている。


 現在33歳のウィルシャー氏は、2022年夏にアーセナルのU-18チームの監督に就任すると、2024年10月にチャンピオンシップ(イングランド2部)を戦うノリッジのアシスタントコーチに。2024-25シーズンの終盤にはヨハネス・トルップ前監督解任に伴い、暫定で2試合の指揮を執った。

 ノリッジは2025-26シーズンに向けて新監督の招聘を決断しており、ウィルシャー氏もそれを受けて退団を決意。現在は新たな所属先を探している状況にある。

 そんななか、アーセナルがU-21の新指揮官としてウィルシャー氏を検討しているという。前任のメフメト・アリ氏は、ブレントフォードのキース・アンドリュース新監督の下でアシスタントコーチとして就任したため、現在その席が空白となっている。なお、『BBC』によると、最終決定はまだ下されていないという。

 ウィルシャー氏は現役時代にアーセナルで活躍。2008年9月のブラックバーン戦で16歳と256日でデビューを飾ると、その後は当時の指揮官であるアーセン・ヴェンゲル監督からも厚い信頼を受け、主力に定着した。小柄ながらもピッチで存在感を放つプレーでファンを魅了したが、度重なるケガに悩まされ、わずか30歳で現役を引退している。
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