リヨンは5日、リヴァプールからU-21イングランド代表MFタイラー・モートンを獲得したことを発表した。

 発表によると、リヨンはモートンと2030年6月30日までとなる5年契約を締結。
また、移籍金は1000万ユーロ(約17億円)で、最大500万ユーロ(約8億5000万円)の追加オプションに加え、20パーセントの売却条項も付随していることが明らかになっている。

 守備的MFを本職とするモートンは現在22歳。7歳でリヴァプールの下部組織に入団し、2021年9月にトップチームデビューを飾った。2022-23シーズンはブラックバーン、23-24シーズンはハル・シティに期限付き移籍し、レンタル先で評価を高めた。しかし、リヴァプールに復帰した24-25シーズンはトップチームで出場機会を得られず、公式戦の出場は5試合のみにとどまっていた。

 なお、イギリスメディア『BBC』によると、リヴァプールは今夏の移籍市場で多額の補強を実施し、2億5000万ポンド(約491億円)以上を費やしている。そのため、プレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)を遵守するために帳簿上で売却費がそのまま純粋な利益として計算される下部組織出身の売却は不可欠となっており、総額3500万ポンド(約69億円)と見られる移籍金でU-21イングランド代表DFジャレル・クアンサーをレヴァークーゼンに売却したのに続いて、モートンもリヴァプールを離れることとなった。
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