現在22歳のホイルンドは、2020年に母国デンマークのコペンハーゲンでプロデビュー。オーストリアのシュトゥルム・グラーツでのプレーを挟み、2022年8月にアタランタへと完全移籍で加わった。イタリアの地では在籍した1シーズンで公式戦34試合出場10ゴール2アシストをマーク。2023年8月にマンチェスター・ユナイテッドへと移籍金8500万ユーロ(約148億円)で加入した。しかし、昨シーズンのリーグ戦ではわずか4ゴールと苦しみ、今夏の放出候補として名前が挙げられている。
マンチェスター・ユナイテッドとの現行契約を2028年6月まで残すホイルンド。契約には1年の延長オプションも付帯する同選手だが、今夏の移籍市場ではインテルなど複数クラブからの関心が噂されている。また、マンチェスター・ユナイテッドはライプツィヒからスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコを獲得することが決定的となっており、総額約8500万ユーロ(約146億円)もの移籍金を補填するため、ホイルンドの売却に動くと見込まれている。
そうしたなか『フットボール・イタリア』は、ホイルンドの獲得を目指すミランがマンチェスター・ユナイテッドと交渉中であると指摘。一方、同選手の市場価値は当初3000万ユーロ(約51億円)から3500万ユーロ(約60億円)と見られていたが、現在マンチェスター・ユナイテッド側は約4600万ユーロ(約80億円)を要求しているという。これはシェシュコ獲得に伴う支出が影響している模様で、ミランは買い取りオプション付きのレンタル移籍を希望しているものの、マンチェスター・ユナイテッドが容認する可能性は低いとの見方を示した。