パリ・サンジェルマン(PSG)は、ボーンマスに所属するウクライナ代表DFイリア・ザバルニー獲得で合意に達したようだ。8日、イギリスメディア『トークスポーツ』など複数メディアが報じている。


 2002年9月1日生まれのザバルニーは現在22歳。ウクライナの名門ディナモ・キーウの下部組織出身で2020年9月にトップチームデビューを飾ると、2023年1月にボーンマスに完全移籍を果たした。2023-24シーズンからDFラインの主力として定着すると、2024-25シーズンはオランダ代表DFディーン・ハウセンとともにボーンマスの躍進を支えた。

 そんなザバルニーに対して、2024-25シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ王者であるPSGが獲得に関心を示していた。6月には5年契約で個人合意に達したとも報じられたが、その後交渉は一時停滞。しかし、8月に入り交渉は進展を見せ、クラブ合意に至ったようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、「総額6700万ユーロ(約115億円)の移籍金で合意し、5年契約でサイン予定」と報じている。

 今夏の移籍市場でボーンマスはすでに、ハウセンをレアル・マドリードに、ハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズをリヴァプールへ売却しており、ザバルニーの移籍が決定すると、昨シーズンのDFラインが大幅に入れ替わることになる。なお、ザバルニーの後釜として、ボーンマスはリールに所属するフランス人DFバフォデ・ディアキテの獲得を目指しているという。
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