現在29歳のコマンは、少年時代をパリ・サンジェルマン(PSG)で過ごし、2013年2月にトップチームデビューを果たした。2014年夏にユヴェントスへ完全移籍し、翌年にはバイエルンへ2シーズンのレンタル移籍。その後、バイエルンは2017年に買い取りオプションを行使した。コマンは所属したすべてのクラブでリーグ優勝を達成しており、バイエルンでは通算339試合の出場で72ゴール71アシストを記録している。
バイエルンとの現行契約が2027年6月までとなっているコマンは、高額な移籍金が見込まれることから、今夏の退団の可能性が浮上。現在はアル・ナスルは同選手に関心を示しているようだ。
『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は、「アル・ナスルはコマンに対して2000万ユーロ(約34億円)から2500万ユーロ(約43億円)の年俸を提示し、クラブへ移籍金3000万ユーロ(約51億円)のオファーを準備中」と報道。また、同メディアはバイエルンがコマンの移籍金として5000万ユーロ(約85億円)を期待しているとの見解も示している。
一方、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は「アル・ナスルは8日にすでに初回オファーを提出した」と伝え、「クラブ、選手との交渉が進んでいる」とも明らかにした。